今大会は総じて打撃陣が健闘。
出場全チームが「投高打低」だった前回大会までとは様変わりした。
優勝チームNTT東日本(東京)は、打率3割2分9厘をマーク。これは、木製バットが復活した第73回(2002年)以降では最高だ。
大会で出たホームランは37本。近年では第81回(10年)の42本に次ぐ。
逆に、今大会の防御率は3・35と高かった。3点台を記録したのは第78回(07年)の3・13以来、10年ぶりだ。
日立製作所のチーム打率は2割9分4厘。本塁打、二塁打ともに2本と長打を放ったが、惜しくも二回戦進出は出来なかった。
三菱重工名古屋戦では、敗れたものの10本安打を放ち打撃力を証明。
4点を追いかける2回裏、菅野選手が2塁打を放つと、
4回、2球目を仕留めた2年目の田中俊太選手↓が大会通算3100本目となる右越えソロ本塁打。
この回先頭打席に立った田中選手は、「(投手のために)少しずつでも点を取ってあげたかった」。
変化球を右翼席へたたき込んだ。
そして日立製作所の反撃が始まる。
7回、大塚選手の本塁打。
濱元選手↓は、左前打を放つ。
そして2死1、2塁で、中前適時打を放つ田中俊太選手。
9回、藤嶋選手は2塁打を放ち、最後まで果敢に食らいついた。
一方、投手陣は、初戦から2試合を完封したJR東日本(東京都)のエース左腕・田嶋選手や、史上5人目のノーヒットノーランを達成した日本通運(さいたま市)の阿部選手らに注目が集まった。
日立製作所では、初戦で先発した鈴木投手↓が、初回4点を先制されたが2回からは復調を見せ、6回まで無得点に抑えた。
6回からは昨年久慈賞を受賞した梅野選手が登板。投手陣の柱として1失点に抑えたが、惜しくも初戦突破はならなかった。
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日立製作所は秋の日本選手権への出場が決まっています。
熱戦、そして優勝を期待して、
今度は、京セラドーム大阪に集合しましょう!