社会人野球の日本選手権が2日、開幕しました。
日本選手権は社会人野球の「2大大会」の一つで、大阪市の京セラドーム大阪で開かれています。
日立製作所の初戦は4日の午後6時。相手は、北海道代表のJR北海道硬式野球クラブです!
プロ野球・ドラフト会議直後に開かれるとあって、プロに進む選手の、社会人最後となる活躍も、この大会の楽しみの一つです。特に創部100周年の日立製作所野球部、10月26日に開かれた今年のドラフト会議では、創部以来初めてとなる、3選手もが指名されました!
まず、鈴木康平投手(オリックス2位)!
最速151キロの本格派右腕。昨年の日本選手権で1回戦、1点リードの九回、無死一、三塁で登板。自己最速という151キロの外角高めで、無得点に抑えて窮地を切り抜けました。この「ミラクルな投球」(和久井監督)以降、めざましい活躍を見せ、今年の都市対抗出場にも貢献。米大リーグ球団も関心を示すほどの即戦力右腕として期待が高まりました。
飛躍の舞台となった京セラドームで再びミラクルを起こしてくれるはずです!
そして、菅野剛士外野手(ロッテ4位)
長打力を備えた勝負強い打撃が持ち味の左打者。明治大では二塁打28本を放ち、東京六大学リーグの通算二塁打記録を塗り替えました。
日立製作所野球部入部後は、1年目から4番に座り、前評判通りの実力を発揮。「守備や走塁の練習にも長い時間を費やし、大学時代より技術的に伸びた」と自信をのぞかせます。昨年の都市対抗でも対活躍し、準優勝に貢献して、社会人ベストナインにもい輝きました。
高校、大学、社会人とともに切磋琢磨してきた田中俊太選手と、社会人最後のチャレンジで頂点を狙います!
田中俊太内野手(巨人5位)
鋭いスイングで広角に打ち分ける左の好打者。日立製作所野球部入部後は、「守備ではしっかり足を使って打球の正面に入り、打撃ではシンプルにボールにバットをぶつける。一つ一つのプレーの基礎を改めてしっかり教えてもらった」と語り、着実に力をつけました。
1年目から走攻守そろった1番打者として昨年の都市対抗準優勝に貢献、若獅子賞(新人賞)、社会人ベストナインを獲得。今年の同大会でも大会通算3100号の本塁打を放つなど3安打2打点と勝負強さが光りました。日本選手権でも巧みなバッティングによる長打が楽しみです!