日立製作所野球部の創部100周年を祝う「OB会全国総会」が2日、日立市内のホテルで開かれました。出席したOBや現役選手ら約160人が世代を超えて交流し、悲願の都市対抗優勝に向けて気持ちを新たにしました。
会場では、毎日新聞などが編集製作した日立製作所野球部の100年の歴史をたどる記念誌「百年の軌跡」が配られ当時の思い出を振り返りながら、旧交を温めました。
総会でOB会の館岡司会長が「(都市対抗優勝旗の)黒獅子旗獲得に向けて一丸になって取り組むための会にしたい」とあいさつ。野球部の家次晃部長は「100周年という重圧をはねのけて戦った選手たちに温かい声をかけてほしい」と呼び掛けました。
OBを代表して、いずれも監督経験者のJABA県野球連盟の山田智千理事長と飯田邦夫さんが思い出話などを披露し、「黒獅子旗をつかんで新しい歴史の1ページを開いてほしい」とエールを送りました。
和久井勇人監督が、野球殿堂入りした星野仙一・楽天球団副会長の「野球が好きで愛している。難しいからこそチャレンジし続ける」という言葉を引用し、「それを心の軸にして必ず都市対抗で優勝したい」と抱負を語りました。