「守り勝つ野球」体現し、東京ドーム決める!
第93回都市対抗野球2次予選の北関東大会。日立製作所は無傷の3連勝で見事、4年連続40回目の都市対抗出場を決めました!
3試合でわずか1失点
驚くべきは、緊張感高まるこの大舞台の3試合で、わずか1失点という鉄壁の守りを見せたこと。
岡直人、青野善行の左右両エースをはじめとする投手陣が終始、集中力を切らさず投球すれば、守備陣は今大会失策ゼロで試合を盛り立てました。そして、打撃陣はベテラン勢の好機の一打や技ありのプレーに足も生かして得点を積み上げました。
この大会で、和久井勇人監督が掲げ続ける「守り勝つ野球」をまさに体現した日立製作所野球部。その激闘を振り返りましょう。
第1戦:ベテラン勢の活躍で難しい初戦を突破!
第1戦 5月31日
日立製作所×全足利クラブ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
足利 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 2 |
「初戦というのはいつも独特の難しさがある」と和久井監督。
しかも、全足利クラブは昨年の全日本クラブ野球選手権でMVPに輝いたエース・中田智暁(なかだ・ちあき)投手を先発に起用し、勝負に出ます。
しかし日立製作所は動じません。
4回、21年目の田中政則選手が安打で出ると、10年目の中園雄一郎選手がタイムリー!
ベテラン勢のさすがの活躍で先制します!
7回には佐々木俊輔選手のヒット、主将・野中祐也選手の技ありバントヒットでランナーをためると、3番・森下翔平選手の待望のタイムリー!
三塁から佐々木選手が還って追加点!
ベンチも沸き上がります!
全足利も9安打を放ち、9回には1得点をあげる粘りを見せますが、日立製作所は先発・樋口宇大投手―青野善行のリレーで振り切って勝利しました。
好投した先発・樋口宇大投手
試合を締め、笑顔を見せる青野投手(右から3人目)