都市対抗は波乱の幕開け ”七不思議”も解消か

22日に開幕した都市対抗野球。第1試合で昨年の優勝チーム・JFE東日本(千葉市)が、16年ぶりに出場した三菱自動車倉敷オーシャンズ(倉敷市)に敗れ、第2試合でも、昨年の準優勝チームで今年の優勝候補の筆頭だったトヨタ自動車(豊田市)が、セガサミー(東京都)に0-2で敗れて1回戦で姿を消す、という波乱の幕開けとなりました。

トヨタ自動車は都市対抗本大会の初戦でなんと11連勝中で、「初戦不敗神話」を誇っていましたが、2003年にシダックス(調布市)に敗れて以来の初戦敗退となりました。

https://mainichi.jp/ama-baseball/articles/20201122/k00/00m/050/275000c

神話と言えば、都市対抗にはファンの間で「七不思議」と呼ばれるものがあります。その最も有名なものが、「日立製作所とパナソニック(門真市)の優勝がない」というものです。

いずれも伝統ある強豪で全国有数の戦力を持つ都市対抗の常連チームなのに、なぜ優勝がないのか――というわけです。

1917年(大正6年)の創部で、全国の企業登録98チーム(5月31日現在)の中で最古の歴史を誇る「北関東の雄」である日立製作所野球部。1967年と1973年に4強、そして近年は和久井勇人監督のもと、2016年に準優勝=写真、2019年にも4強入りを果たしており、優勝はもう、すぐそこです!

かつては七不思議の一つに、「国鉄・JR勢の優勝が過去1度しかない」もあげられていました。国鉄・JR勢は、強豪ぞろいでありながら、戦前の1936年、参加20チーム中、8チームが国鉄勢という第10回都市対抗で、門司鉄道局(現・JR九州)が優勝したきりだったからです。
そして、この「不思議」は、2011年にJR東日本が優勝を果たすことで解消されました。

次は、日立製作所が「七不思議」を解消する番です! 
会社の創業110周年の今年、何としても優勝し、黒獅子旗を日立市に!
そんな日立市民、日立製作所野球部ファンの願いの込められた都市対抗本大会。初戦は、11月27日(金)10時~。相手はヤマハ(浜松市)です。
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東京ドームで、ご自宅で!皆さんの力を結集し、チームを後押しいたしましょう!