都市対抗野球本大会の開幕まであと5日となった17日、日立製作所は、前回大会覇者で推薦出場するJFE東日本(千葉市)とのオープン戦を日立製作所野球場で行いました。
本番を見据えてベストメンバーで臨んだ日立製作所は12—3で快勝しました!
投打で前回王者を圧倒したチームは、27日のヤマハとの初戦に照準を合わせて順調に仕上がっています。
JFE東日本が繰り出した6投手に、毎回の17安打を浴びせた日立打線は、積極的にバットが振れていました。
一回、2番・豊田寛外野手が安打で出塁。3番・大塚直人外野手のレフト前ヒットに敵失が絡む間に、豊田選手は俊足で飛ばして先制のホームイン!
さらに1死、一、二塁から5番・田中政則内野手の二塁ゴロが敵失を誘い、二塁から大塚外野手が生還。相手のミスにつけ込むソツのない攻撃で2点を先取しました。
三回には四球と安打で1死一、二塁とし、4番・森下翔平内野手がレフトオーバーの二塁打を放ち、2者を迎え入れました。森下内野手は四回にも2死満塁から押し出し四球を選び、この日3打点の活躍です。
打線の勢いは止まりません。六回に5番・田中政則内野手が勝負強さを発揮し、きっちりライトに犠牲フライを放って加点。
七回には下位打線が演出した1死二、三塁の好機に1番・野中祐也内野手が2点タイムリーを放ちました。リードオフマンの野中内野手は3安打と気を吐きました。
八回はベンチの代打策が次々と的中しました。
まずは新人の江藤勇治内野手。1死一、二塁の場面で鮮やかにタイムリー二塁打を放ちました。
さらに8番・吉田幸一朗外野手に代わって打席に入った岩崎恭平内野手が豪快に右越え3ランをかっ飛ばしました。
控え選手が起用に応えてしっかりと結果を残したのはさすがです。
投手陣も、プロ野球・日本ハムから6位指名を受けた今川優馬選手をはじめ、主力メンバーをそろえたJFE東の強力打線をしっかり抑えました。
先発マウンドに立ったのは手塚周投手(スバルから補強)=写真。7安打を許しながらも要所を締める粘り強い投球で5回2失点と先発の役割を果たしました。
六回から2番手で登板した高橋史典投手(スバルから補強)は3イニングをソロ本塁打だけの1安打に抑えました。
最後を締めたのは2年目左腕の岡直人投手。九回に登板し、先頭打者をレフトフライ、続く2者を連続三振に仕留める完ぺきな投球を披露しました。相変わらず抜群の制球力を駆使し、好調ぶりをアピールしました!
絶好調の日立製作所、都市対抗の初戦は11月27日(金)午前10時~。
皆さんの力を結集し、チームを後押しいたしましょう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
日立 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0 | 12 |
JFE東日本 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
(J)在原、中村、大園、高木、広沢、上島―猪田、下地
▽本塁打 岩崎(日)西村、赤木(J)▽三塁打▽二塁打 森下、豊田、江藤、三倉(日)佐藤2(J)