熱烈ファン3人、“日立愛”を語る
日立製作所野球部は、熱心なファンが多いことで知られます。中でも熱烈な応援で知られる増子(ましこ)さん、長澤さん、ゆりりんさんの3巨頭(?)が、ある日のオープン戦で、日立製作所野球場に集結!日立製作所野球部のファンになったきっかけや、魅力について語っていただきました!
日立野球を見るために、北は北海道から、南は九州まで
増子 「ある日のオープン戦で集結!」って特別みたいな言い方だけど、この3人はほとんどの試合に見に来ているんだから、ぜんぜん珍しくありません。
長澤 そうだね。なかでも、増子さんは仕事をやりくりして、北海道から九州まで、日立製作所野球部のほとんど全部の試合を見に行くんですよ。
増子 そういう長澤さんは試合だけなく、週に3~4回は練習も見に行っているでしょ。
ゆりりん 長澤さんはほとんど毎日、球場に来ていることになりますね。
――増子さんも長澤さんも、日立製作所野球部の「沼」にどっぷりはまっていますね。
長澤 沼と言えば、ゆりりんは、大きなカメラをかついで東京から日立まで見に来るんだから、これまた大したもんだ。
ゆりりん 日立市民のお2人がうらやましいです。私も日立市民なら、まちがいなく増子さん、長澤さんに負けないくらいこの球場に通っているでしょう。東京在住で仕事もしているので、時間的にどうしても、増子さん、長澤さんほど通えないのが残念です。
日立野球の「ひたむきさ」がいい
――沼にハマったきっかけは何ですか。
増子 私は小中高と茨城県で過ごし、父に連れられてこの球場でしょっちゅう、野球を見ていました。それで社会人野球が好きになり、22歳で横浜に引っ越した後も、地元の三菱重工さんの野球を見に行ったりしていました。
というわけで元々馴染みがあったのですが、ここまでどっぷりハマるきっかけは、2009年に日立市に戻ってきたことです。球場の近くに住んでいるので気軽に見に来ることができた。日々、日立製作所ナインのひたむきなプレーに接しているうちに、どんどん好きになっていきました。
長澤 私も日立市に生まれ育ち、小さいころから当たり前のように見てきたので、きっかけと言われても、物心ついたらもう、ファンというか、生活の一部だったね。ただ、私もここまで熱心に応援するようになったのはここ20年。退職して、応援する時間ができてからです。関連会社に勤めていたんですが、社会人野球の試合は平日の昼間にやることが多く、現役時代はなかなか見に来ることができなかったからね。
日立の選手はみんな礼儀正しくていつも全力プレー。そこがいいね。
しかしゆりりんは、東京に住んでいながらどうして日立製作所野球部のファンになったの?
今までで一番ハマった
ゆりりん 私は高校時代にソフトボール部で自分でもプレーしていたほど野球好き。日立製作所野球部との出会いは、高校野球でファンになった垣ケ原達也選手が日立に入ったことです。都市対抗などで日立野球を見るようになり、アットホームな雰囲気でいいチームであることを知りました。
そうこうしていると、好きなプロ選手の一人だった、当時オリックスの岩崎恭平選手も日立入りしました。彼のシブいプレーが大好きだった私は、一眼レフのカメラを買いました。このあたりからですね、今のように熱狂的なファンになっていくのは…
増子さん、長澤さんと同じく、私も温かな雰囲気のあるチームがどんどん好きになっていきました。野球全般が好きな私ですが、ここまでハマったのは初めてです。
増子 私も、日立製作所野球の観戦ほど楽しい趣味はないと思っています。
しかし以前なら、試合や練習は球場に見に来るしかなかったけど、今はネットがあって東京のような遠方からでもオープン戦の結果やら選手のことが分かるからいい時代になったよね。
ゆりりん そうなんです。ですからぜひ、多くの人に日立野球を見て、「推し」を作ってほしいですね。
次回は都市対抗への期待について、熱く語っていただきます!