初戦:絶好調 日立投手陣 VS 打撃力のヤマハ

本日は、初戦で対戦するヤマハ(浜松市)がどんなチームなのかを見ていきましょう。
ヤマハは2年連続41回目の都市対抗出場。全国でも屈指の激戦区・東海地区の強豪で、今回は第3代表となりました。2016年には日本選手権で優勝しています。室田信正・ヤマハ監督(46、写真左)が「打撃戦に持ち込みたい」と話すように、東海2次予選のチーム打率は.346と高く、当たり出すと止まらない爆発力が脅威です。

それが如実に表れたのが、東海予選の第3代表決定戦。強豪・三菱自動車岡崎を相手に、五、六回に集中打を浴びせ、14―2と大勝しました。 注意すべきは上位打線です。リードオフマンの1番・青柳直樹内野手(31)は打率.318。2番・河野拓郎内野手(29)は打率.423で、この2人は予選の全5試合で安打を放つなど確実に出塁。そのあとの3番、主将・矢幡勇人外野手(30)は.429、4番・前野幹博外野手(25)は.455と、相手投手に息つく間を与えません。
 
主将・矢幡選手は走攻守3拍子そろった選手で、手首の強さを生かして広角に鋭い打球を飛ばし、コツコツを単打を重ねます。そして、前野選手は2次予選でチーム最多の8打点。名門・PL学園高出身で「最後のPL世代」としても知られ、身長185センチ、がっちりした体格からの思い切りのいいフルスイングで、右に左に長打を放ちます。

日立製作所の投手陣は、青柳選手、河野選手の1、2番コンビを封じ、主将・矢幡選手、”最後のPL”前野選手の前に、走者をためないことが勝利のカギとなりそうです。
 
ヤマハ投手陣は、今年のプロ野球ドラフト会議で横浜DeNAから5位指名を受けた3年目左腕の池谷蒼大投手(21)が好調です。池谷投手は予選で17回を投げ、防御率1.59で14奪三振。140㌔台のキレのある速球を主体にスライダー、カーブ、チェンジアップで緩急をつけ、打者のタイミングをずらすことで三振を奪ってきます。池谷投手を140キロ台後半の速球を武器にソツなく試合をつくるブラジル出身のナテル投手、187㌢の長身から最速150㌔の速球を投げ込む4年目右腕・近藤卓也投手(26)が支えます。
 
絶好調の日立投手陣 × 打撃力のヤマハ!
白熱の戦いが楽しみな初戦は11月27日(金)午前10時~。
試合はこのサイトでも動画にて中継予定です。
球場で、ご自宅で!皆さんの力を結集し、チームを後押しいたしましょう。